カバレージ:BMIQ決勝 writingマシマ
2016年9月19日 TCG全般タカハシ (バント人間カンパニー) VS ウメダ (4cスーパーフレンズ)
タカハシは数年ぶりにMTGに復帰した福岡のプレイヤーだ。
『どこかで見たようなデッキは使わない』の信念があり、大会に出る際は必ず既存のデッキを独自にチューニングして持ち込んでくる。
その調整力は確かで、先日開催されたGP台北でもオリジナル要素を詰め込んだデッキでGP初参加にして2日目進出を見事に果たしている。
さまざまな型のバントカンパニーを練習しており、今回はバント人間カンパニーを選んだようだ。
しかしウメダのデッキにはバントカンパニーが苦手とする《ゼンディカーの代弁者、ニッサ》や《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》が入っており、筆者にはタカハシがやや不利な状況に見えるが果たして。
先に戦いを終えたプレイヤー達に見守られながら、にこやかな雰囲気で
二人とも相手のデッキをシャッフルしている。
まるでフリー対戦を楽しむかのように。
だが大会の大小の規模に関係なく勝者は常に1人。
厳しい道のりだがその分得るものがある。
それは優勝という結果であり、実績であり、経験である。
私見になるがそれを求めて大会に出続けている。
・・・話がすこし逸れてしまったがシャッフルも終わったようなので舞台を戻そう。
先手を選んだウメダが、マリガンを宣言。
新たに引きなおした6枚の手札をキープしてこの日最後の試合が始まった。
ウメダは 《森の代言者》 タカハシは 《薄暮見の徴募兵》 とお互い順に2マナクリーチャーを展開していく。
タカハシのプレイした 《異端聖戦士、サリア》 は 《チャンドラの誓い》 により即退場してしまうが、タカハシが次にプレイしたカードは 《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》!
通常バントカンパニーであれば、サイドボードに入っているはずのPWにさすがのウメダも苦笑い。さすがタカハシ、この常識に捕らわれない発想が今日は彼に勝ちをもたらしてきた。
準決勝では再三ウメダを護るために活躍したPWだがこの場面では逆に牙を剥いてウメダに襲い掛かる。
使っても使われても強さが解る。それほど 《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》 は強い。
ウメダは盤面の脅威を少しでも減らそうと 《悲劇的な高慢》 をプレイしてみるものの、これは 《薄暮見の徴募兵》 を処理するのみに留まる。
返す刀でタカハシが 《集合した中隊》 で、《白欄の騎士》 《サリアの副官》 を従え 《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》 からトークンを生成して、盤面を再構築しターンを返す。
《先駆けるナヒリ》 により手札の交換を行い、光明を見つけるべく 《森の代言者》 をアタックに向かわせるウメダ。
だがこれは3/3となった 《白欄の騎士》 と2/2の同盟者トークンにブロックされ、不利な交換を強いられる。
その 《先駆けるナヒリ》 も早々に退場させられてしまう。苦しくなってきたウメダは 《保護者、リンヴァーラ》 でライフを20に戻し、3/3の天使を追加で配下にするも、この2体の天使は再び戦場に降り立っていた 《異端聖戦士、サリア》 の能力でタップイン。この戦士を前にブロッカーを全く用意することが出来ない。
返しのタカハシのアタックでライフを一気に2まで落とし込まれると、ウメダはドローを確認し次のゲームを取り返すべく意識を切り替えた。
タカハシ 1-0 ウメダ
2ゲーム目はウメダの先手だが、またしてもマリガン。
引きなおした6枚もあまり納得のいくものではないようで、苦い顔をしながらキープを宣言する。デッキパワーを上げる為に4色を必要とする代償としてキープ基準が厳しいようだ。
タカハシが召喚した 《ラムホルトの平和主義者》 を 《チャンドラの誓い》 で処理するものの、タカハシは再び 《ラムホルトの平和主義者》 をプレイ。
ウメダは 《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》 でトークンを生成するが、これは 《ドロモカの命令》 でトークンを除去され、 《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》 も退場させられてしまう。
さらにウメダは返すターンでカードをプレイする事が出来ず タカハシの 《ラムホルトの平和主義者》 は 《ラムホルトの解体者》 へ変貌するとこの狼がウメダに襲いかかる。
《ゼンディカーの代弁者、ニッサ》 の生み出す植物トークンで延命を図るも、これは 《反射魔道士》 により阻止される。
《龍王アタルカ》 により5/5となった 《ラムホルトの解体者》 除去しにいくも、再びの 《ドロモカの命令》 +1/+1カウンターのモードで回避されてしまう。
絞り出すように唱えた渾身の 《悲劇的な傲慢》 も 《否認》 されてしまう。
しかし、タカハシも龍王の一振りによりライフが8まで落とし込まれて後が無い。
止めとばかりにウメダの従える龍王の大ダメージには 《オジュタイの命令》 の加護が4点のライフをもたらしタカハシに僅かな時間を与える。なんとか首の皮一枚残したタカハシは 《棲み家の防御者》 を変異モードで即フリップ! 《ドロモカの命令》 を回収すると冷静にキャスト、この最強スペルが再度狼を膨らませるとウメダに止めの一撃を与えこのシーソーゲームを終わらせた。
タカハシ 2-0 ウメダ
BIG MAGIC Invitational Vol.2の挑戦権を手に入れたのは、タカハシ ナオ!
おめでとう!10月23日(日)に開催される本戦でもぜひ活躍してほしい。
また敗れはしたがウメダの健闘も称えたい。
熱い戦いを見せてくれた二人に感謝し終了とする。
最後までご一読いただきありがとうございました。(文・マシマ)
タカハシは数年ぶりにMTGに復帰した福岡のプレイヤーだ。
『どこかで見たようなデッキは使わない』の信念があり、大会に出る際は必ず既存のデッキを独自にチューニングして持ち込んでくる。
その調整力は確かで、先日開催されたGP台北でもオリジナル要素を詰め込んだデッキでGP初参加にして2日目進出を見事に果たしている。
さまざまな型のバントカンパニーを練習しており、今回はバント人間カンパニーを選んだようだ。
しかしウメダのデッキにはバントカンパニーが苦手とする《ゼンディカーの代弁者、ニッサ》や《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》が入っており、筆者にはタカハシがやや不利な状況に見えるが果たして。
先に戦いを終えたプレイヤー達に見守られながら、にこやかな雰囲気で
二人とも相手のデッキをシャッフルしている。
まるでフリー対戦を楽しむかのように。
だが大会の大小の規模に関係なく勝者は常に1人。
厳しい道のりだがその分得るものがある。
それは優勝という結果であり、実績であり、経験である。
私見になるがそれを求めて大会に出続けている。
・・・話がすこし逸れてしまったがシャッフルも終わったようなので舞台を戻そう。
先手を選んだウメダが、マリガンを宣言。
新たに引きなおした6枚の手札をキープしてこの日最後の試合が始まった。
ウメダは 《森の代言者》 タカハシは 《薄暮見の徴募兵》 とお互い順に2マナクリーチャーを展開していく。
タカハシのプレイした 《異端聖戦士、サリア》 は 《チャンドラの誓い》 により即退場してしまうが、タカハシが次にプレイしたカードは 《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》!
通常バントカンパニーであれば、サイドボードに入っているはずのPWにさすがのウメダも苦笑い。さすがタカハシ、この常識に捕らわれない発想が今日は彼に勝ちをもたらしてきた。
準決勝では再三ウメダを護るために活躍したPWだがこの場面では逆に牙を剥いてウメダに襲い掛かる。
使っても使われても強さが解る。それほど 《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》 は強い。
ウメダは盤面の脅威を少しでも減らそうと 《悲劇的な高慢》 をプレイしてみるものの、これは 《薄暮見の徴募兵》 を処理するのみに留まる。
返す刀でタカハシが 《集合した中隊》 で、《白欄の騎士》 《サリアの副官》 を従え 《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》 からトークンを生成して、盤面を再構築しターンを返す。
《先駆けるナヒリ》 により手札の交換を行い、光明を見つけるべく 《森の代言者》 をアタックに向かわせるウメダ。
だがこれは3/3となった 《白欄の騎士》 と2/2の同盟者トークンにブロックされ、不利な交換を強いられる。
その 《先駆けるナヒリ》 も早々に退場させられてしまう。苦しくなってきたウメダは 《保護者、リンヴァーラ》 でライフを20に戻し、3/3の天使を追加で配下にするも、この2体の天使は再び戦場に降り立っていた 《異端聖戦士、サリア》 の能力でタップイン。この戦士を前にブロッカーを全く用意することが出来ない。
返しのタカハシのアタックでライフを一気に2まで落とし込まれると、ウメダはドローを確認し次のゲームを取り返すべく意識を切り替えた。
タカハシ 1-0 ウメダ
2ゲーム目はウメダの先手だが、またしてもマリガン。
引きなおした6枚もあまり納得のいくものではないようで、苦い顔をしながらキープを宣言する。デッキパワーを上げる為に4色を必要とする代償としてキープ基準が厳しいようだ。
タカハシが召喚した 《ラムホルトの平和主義者》 を 《チャンドラの誓い》 で処理するものの、タカハシは再び 《ラムホルトの平和主義者》 をプレイ。
ウメダは 《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》 でトークンを生成するが、これは 《ドロモカの命令》 でトークンを除去され、 《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》 も退場させられてしまう。
さらにウメダは返すターンでカードをプレイする事が出来ず タカハシの 《ラムホルトの平和主義者》 は 《ラムホルトの解体者》 へ変貌するとこの狼がウメダに襲いかかる。
《ゼンディカーの代弁者、ニッサ》 の生み出す植物トークンで延命を図るも、これは 《反射魔道士》 により阻止される。
《龍王アタルカ》 により5/5となった 《ラムホルトの解体者》 除去しにいくも、再びの 《ドロモカの命令》 +1/+1カウンターのモードで回避されてしまう。
絞り出すように唱えた渾身の 《悲劇的な傲慢》 も 《否認》 されてしまう。
しかし、タカハシも龍王の一振りによりライフが8まで落とし込まれて後が無い。
止めとばかりにウメダの従える龍王の大ダメージには 《オジュタイの命令》 の加護が4点のライフをもたらしタカハシに僅かな時間を与える。なんとか首の皮一枚残したタカハシは 《棲み家の防御者》 を変異モードで即フリップ! 《ドロモカの命令》 を回収すると冷静にキャスト、この最強スペルが再度狼を膨らませるとウメダに止めの一撃を与えこのシーソーゲームを終わらせた。
タカハシ 2-0 ウメダ
BIG MAGIC Invitational Vol.2の挑戦権を手に入れたのは、タカハシ ナオ!
おめでとう!10月23日(日)に開催される本戦でもぜひ活躍してほしい。
また敗れはしたがウメダの健闘も称えたい。
熱い戦いを見せてくれた二人に感謝し終了とする。
最後までご一読いただきありがとうございました。(文・マシマ)
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