マシマミツハルの第7回BWP王者決定戦記事
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先日開催した第7回BWP王者決定戦の一部観戦記事をマシマ君が追いかけてくれましたので是非ご覧ください!


勝ち抜きトーナメント第一試合


スエマツ VS イワサキ

スエマツは海外GPにも精力的に参加しているプレイヤーで、
GPでは常に安定して2日目に進出しており、フォーマットを問わず活躍する福岡の強豪プレイヤーだ。
先日のGP北京2017でも19位の好成績を収め、福岡では次期PT出場にもっとも近い男と呼ばれている。
対するイワサキはGP参加回数は少ないものの、草の根大会・BOX杯などの大会に精力的に参加しており、
こちらも福岡MTG界を支える若手プレイヤーだ。


先手スエマツの《スレイベンの検査官》、《屑鉄場のたかり屋》という動きに対して、イワサキは《スレイベンの検査官》、《木端/微塵》を《屑鉄場のたかり屋》にプレイする立ち上がり。
どうやらどちらも環境最多勢力のマルドゥ機体を使用しているようだ。
先にスエマツが《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》を着地させるが、トークンを《無許可の分解》で排除され、《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》の忠誠度を1まで減らされる。
返しのターンでイワサキも《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》を着地させるが、スエマツ手札から2枚の《致命的な一押し》がプレイされ、クリーチャーを除去され
《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》まで失ってしまう。
2枚目の《無許可の分解》で何とかスエマツの《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》を対処する事に成功するが、スエマツの《屑鉄場のたかり屋》が止まらない。
イワサキは2枚目の《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》をプレイするもスエマツの場には《キランの真意号》があり、紋章能力を使うしかない。
2枚の《模範的な造り手》を並べるものの、スエマツの《無許可の分解》によりブロッカーを排除されてしまうと、イワサキはサイドボードに手を伸ばすしかなかった。

スエマツ 1-0 イワサキ


2本目は先手イワサキのX=1の《歩行バリスタ》からゲームがスタートする。
スエマツな《キランの真意号》、《苦い心理》X=3とライフを犠牲に今後のゲーム展開の為に、体勢を整えていく。
土地が3枚で止まってしまったイワサキはカードをプレイ出来ず、苦しそうにドローゴーするのみ。
スエマツが《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》をプレイすると《リリアナの誓い》でトークンを除去するしか出来ないイワサキ。
クリーチャー化した《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》と忠誠度を糧にして動き出した《キランの真意号》が無情にイワサキを攻め立てる。
イワサキは《致命的な一押し》で《キランの真意号》を除去するもののスエマツの手札から2枚目の伝説の機体が現れる。
《スレイベンの検査官》しかプレイ出来ないイワサキは、返しのターンのスエマツのフルアタックを止めるすべはなく、右手を差し出すのだった。

スエマツ 2-0 イワサキ        スエマツ Win



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勝ち抜きトーナメント準々決勝


ナガタ VS オダ

B.W.Pトーナメント ポイント1位通過したオダは、1回戦不戦勝のシード選手。
コツコツとポイントを貯め続け、見事首位でこの日を迎えた。まさに努力の鬼である。
オリジナルのジャンドアグロを手に、満を持して試合に臨む。
対するナガタは、今朝インスピレーションが降りてきたという赤黒エルドラージを携え、1位通過のオダを迎え撃つ。


ナガタの《歩行バリスタ》X=1に対して、オダは3ターン目に《通電の喧嘩屋》をプレイする。
《致命的な一押し》で《通電の喧嘩屋》を除去するナガタに対して、オダも《致命的な一押し》で《歩行バリスタ》を退場させる。
土地が詰まったオダは《森の代言者》を2枚連打するが、対するナガタは《現実を砕くもの》を2連打。
《現実を砕くもの》1枚は《無許可の分解》で対処するものの、もう1体が止まらない。
4枚目の土地を引き込み収斂3により5/5で登場した《放浪する森林》で《現実を砕くもの》と相打ちを取り、一時脅威が去ったものの、
ナガタの《難題の予見者》で《ゴブリンの闇住まい》を抜き去られ、手札は《不屈の追跡者》のみとなる。
《歩行バリスタ》X=3の火力で《不屈の追跡者》を除去られてしまい、《キランの真意号》、《作り変えるもの》を追加されてしまうと
オダは返しのターンのドローを確認し、土地を片付けたのだった。

ナガタ 1-0 オダ

1本目は土地が3枚で止まり、思うように動けなかったオダだが、2本目は《霊気との調和》、《不屈の追跡者》、《放浪する森林》収斂4と快調なスタートをきる。
対するナガタもタップイン土地が多いものの、《屑鉄場のたかり屋》、《無許可の分解》とオダに引けをとらない動き出しだ。
しかし今度はナガタの土地が3枚で止まってしまう。
土地が止まり思うように動けないナガタを尻目に、オダは《森の代言者》を追加して《無許可の分解》でナガタのブロッカーを排除し、即座にゲームをイーブンに戻した。

ナガタ 1-1 オダ

3本目はナガタ念願の先手。
覚醒したナガタ、ここで《キランの真意号》、《屑鉄場のたかり屋》とブン回り。
対するオダも《森の代言者》をプレイし、飛行を持つ《キランの真意号》は《致命的な一押し》で排除する。
ナガタの《作り変えるもの》、《難題の予見者》も続けざまに《蓄霊稲妻》と《無許可の分解》で除去するものの、序盤ライフを削られすぎたオダは、
盤面に残った《反逆の先導者、チャンドラ》の+1能力の2点ダメージ、《歩行バリスタ》X=2、《無許可の分解》の3点ダメージで一気にライフを削りきられてしまった。

ナガタ 2-1 オダ       ナガタ Win



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勝ち抜きトーナメント準決勝


ハセバ VS ハヤシ

ハセバは一時期MTGを休止していたが、カラデシュ環境からスタンダードを再開して黒緑昂揚アグロを調整している。
対するハヤシは普段はばぶるすでドラフトを中心にプレイしている福岡の古豪プレイヤーである。
今回はPTで話題の白黒ゾンビを持ち込みその勢いのまま準決勝まで勝ちあがっている。
決勝への切符を手に入れるのは、再び戻ってきたハセバかベテランのハヤシか、試合のゴングが静かに鳴り響く。


先手のハヤシはマリガン後6枚の手札を眺め、しぶしぶキープする。
2ターン目《戦慄の放浪者》タップインから《むら気な召使い》と展開するが、ハセバの《闇の掌握》で即退場させられてしまう。
しかしハヤシは負けじと《戦慄の放浪者》を2連打して場には3体の《戦慄の放浪者》、ハセバの場には+1/+1カウンターが1つ乗っただけの《歩行バリスタ》のみ。
ハセバは4枚の土地と《歩行バリスタ》をアンタップ状態でターンを返すと、ハヤシのフルアタックには《歩行バリスタ》で《戦慄の放浪者》を1体止め能力起動!+1/+1カウンターを1つ追加して
残り2体の《戦慄の歩哨》を除去する。
《不屈の追跡者》+《進化する未開地》により手がかりを2枚手に入れたハセバに対して、土地が2枚で止まったままのハヤシは唯一場に残った1体の《戦慄の放浪者》でアタックする以外に何も出来ない。
返すターンハセバの2枚目の《不屈の追跡者》を確認すると即座に場を片付けだした。

ハセバ 1-0 ハヤシ

またもハヤシはマリガンし、6枚の手札を小考の後キープする。
今度は1ターン目から《戦慄の放浪者》が出てくるが、ハセバはゆっくりと《発生の器》、《ウルヴェンワルド横断》とプレイして墓地と手札を整えていく。
ハヤシの手札から現れた《呪われた者の王》も《発生の器》生贄からの《致命的な一押し》で的確に対処していく。
続く《戦墓の巨人》1体を除去されるものの、2体目を4/4のサイズで展開すると、ハセバから2枚目の除去は飛んでこなかった。
ハセバは《ゲトの裏切り者、カリタス》をプレイしてターンを返すと、ハヤシは4/4の《戦墓の巨人》のみでアタックし《無情な死者》を追加する。
ここでハセバの手札からプレイされたカードは《ヤヘンニの巧技》!
《戦慄の放浪者》と《無情な死者》を排除しつつ《ヤヘンニの巧技》の能力で《闇の掌握》を追加でプレイしてハヤシの盤面を更地にする。
《ゲトの裏切り者、カリタス》+ゾンビトークン3枚の盤面を返す事が出来ないハヤシはトップデッキした平地を公開して、そっとハセバに手を差し伸べた。

ハセバ 2-0 ハヤシ            ハセバ Win



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決勝戦



ハセバ VS イトウ

スタンダードを再開してから愛用し続けている黒緑昂揚アグロで3回戦の激しい戦いを勝利して、ハセバは決勝の舞台に立っている。
筆者も驚くほど非常に落ち着いており、決勝卓に座っている緊張感が一切、無い。
対するイトウも青赤緑のティムールカラーの《霊気池の驚異》デッキで1回戦目の同系対決を制して決勝まで足を運んでいる。
泣いても笑っても、勝者は1人。
決勝開始のアナウンスが店内に響くと二人の周りにギャラリーが集う。
第7期B.W.P王者を決める戦いが今始まる。


先手のイトウは初手を少し考えてキープを宣言する。
ハセバも初手の7枚を満足そうに見つめキープを宣言し、第1ゲームが開始する。
まずイトウは《検閲》をサイクリングして1ドローするも、淀みなく土地を置く事が出来ない。
土地以外は完璧な手札をキープしたイトウだが、その土地を引けない。
苦しいイトウに対し、ハセバは《残忍な剥ぎ取り》と《風切る泥沼》でクロックを刻んでいく。
何とか土地を引き込み《霊気との調和》、《ならず者の精製屋》2枚と展開するものの、《餌食》、《闇の掌握》でブロッカーをきれいに除去されてしまい、
序盤に攻め込まれて10までライフを削られたイトウは、敗北を悟りサイドボードに手を伸ばした。

ハセバ 1-0 イトウ


1本目は《霊気との調和》、1マナサイクリングの《検閲》があった為、賭けに出たイトウだったが、結果土地が1枚で詰まってしまった為、
2本目は何とかスムーズなゲームを行いたいところだ。
しかし、ここでマリガンをする事となり、マリガン後の6枚も渋い顔をしながらキープした。
1ターン目に《霊気との調和》をプレイして、今回は1本目のような土地事故には陥らない状態だ。
ハセバは3ターン目に《知恵の拝借》をプレイしてハンデス。イトウの手札を暴く。
公開された手札《蓄霊稲妻》、《天才の片鱗》、《霊気池の驚異》、《山》、《島》、から《天才の片鱗》をゲームから除外させる。
イトウは《霊気池の驚異》を設置するがエネルギーが4つしかない為、まだ能力を起動する事は出来ない。
ハセバは《不屈の追跡者》、《残忍な剥ぎ取り》と展開するが、イトウの《霊気池の驚異》は《絶え間ない飢餓、ウラモグ》をめくってくれない。
《霊気池の驚異》から《ならず者の精製屋》、《天才の片鱗》と唱えるものの、驚異的な力はなく防戦一方だ。
ハセバは新PW《死の権威、リリアナ》からトークンを生成しつつ《刻み角》が墓地に落ち、次のターンで《死の権威、リリアナ》のマイナス能力で墓地から場に戻し
《霊気池の驚異》を退場させる事に成功する。
イトウが《不屈の追跡者》をプレイすると、返す刀でハセバは《害悪の機械巨人》で除去し、休まず攻め続ける。
ついに10マナまで土地が伸びたイトウの手札から《絶え間ない飢餓、ウラモグ》が唱えられるが、横一線並ぶハセバのクリーチャーを止める事が出来ず、
ダメ押しの《刻み角》で《奔流の機械巨人》をも除去されてしまい、土地を片付けると、目の前に座る新たな王者となるハセバを祝福した。

ハセバ 2-0 イトウ           ハセバ Win



第7回BWP王者はハセバタツヤ! おめでとう!


記事 マシマミツハル

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